"ヘルシー"なコミュニティの在り方

We encourage users to post events happening in the community to the community events group on https://www.drupal.org.
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Dries氏にこんな質問がしてみたいです。
Driesさんが感じている日本の"ヘルシー"なコミュニティの在り方にとても共感しています。
より多くの個人や企業が参加し、活動可能な状態になるDrupalのコミュニティの活動方法について世界で成功している事例を是非伺いたいです。
日本人は「窓口」を作ること、ビジネスに直結させる事にだけ目が行きがちではありますが、もっとそうではない"ヘルシー"なコミュニティへの参加がしたいので参考にしたいです。

Comments



s-jack's picture

monolithさんのDriesさんに質問でレス付けてすみません。
ヘルシーというキーワードに関連あるかなと思いまして。

ちょうどとあるwordpressの人気プラグイン作者さんの本とそれに関連するyoutubeとなどで、wordpressでは100%GPLかどうかの問題が議論になっていたのを、興味深く見させてもらいました。
thmeforestというかなりお洒落なテーマやプラグインを安価に購入できサイトがあります。(drupalのテーマもあります)
ここではソースコードが違うライセンスで管理されているため、themeforestがかなり大きなマーケットになっているぶんだけ、多くの問題を生じているようです。
開発して販売登録する方もかなり多いし、作品も多い、家を買うほど稼ぐ方も出てきているようです。
app storeみたいなビジネスモデルですねよね。

どういう問題があるかというと、
問題が生じた時に、他のプラグイン作者(公式プラグインディレクトリで100%GPLの趣旨のもと公開している作者さんが)が問題点を探れないということです。
一方は無償、他方は有償で提供しているので、GPL精神的にも、積極的に協業はしたくないという心情もあるでしょう。
thmeforestで購入できるテーマやプラグインはバグや関数衝突などかなり多くあり、それをどうやって治せば?という質問がGPL作者さんのほうに来るそうです。
100%GPLならコードが公開されているために中身を調べて積極的に治せるのに、コード入手は購入者経由ででなければできないでしょうから面倒くさいですね。
つまりサポートは常にコードを公開していない方が治さなければならなくなります。

私は個人的には50ドル前後で旬なデザインが手に入る対価は安いし魅力的だと思っています。
ソースコードの成果というより、デザインや意匠的な設定作業の対価と考えると、とても魅力的価格です。
しかしソースコードを公開するとだれでも真似できてしまうために、ビジネスにはならず、やはりライセンス制限を付けたくなるでしょう。

100%GPL開発プラグインと、そうでないプラグインを両方入れて運用して行くうちに、問題が発生すると関連バグが治しにくいということは大問題です。
趣味以外でサイト立ち上げていたら、治すのに時間がかかると致命的です。

上記の例はdrupalにも当てはまる可能性は大です。
モジュールやテーマを有料販売するとか、themeforestでも数が増えるとか予想できます。
ヘルシーなコミュニティということで、ビジネスも両立できるコミュニティのあり方はどうあるべきなのか。
drupalは日本語ドキュメントが少ないため、なかなか全体像も見えません。
開発者は英語やコードが共通言語と言うのかもしれないけど、利用者を増やそうとなったらそうは言ってられません。
コミュニティはプログラム以外にも翻訳やTipsなどシェア精神でコントリビュートする機会もありますので、ゴリゴリのプログラマだけでは参加者範囲が狭いです。
drupalはAcquiaなど、企業でサポートするケースも多くありますね。
デュアルライセンス?なのか、なにを対価にビジネスになりうるのか。

オープンソースとビジネス、ビジョン含めわかりやすく教えてほしいです。