レビューの方法や文体について

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Takafumi's picture

こちら」からの流れの続きとして、見やすいように当該箇所をこちらに引用させていただき、こちらで議論させていただきたいと思います。

Takafumi

ご存じだと思いますが、現在、探り探りレビューを進めています。
現在の方法で問題がないようでしたら kabetani さんのコミット済みの分も再レビューしようと考えていますので、その部分の修正だけを焦ってやる必要はないと思います。

ただ、今のところ kabetani さんも含め誰からもレスポンスがありませんので、否定なのか肯定なのか不安があります。
もし否定であれば、やはり私にはコメントで初期翻訳者の方に「ああしてはどうか?こうしてはどうか?」と根拠を提示しながら行うレビューは、時間的にも精神的にもハードルが高すぎますので、レビューから身を引くことになるかもしれません。

kabetani

すみません、自分の翻訳ではないので全部は拝見していないのですが、Takafumiさんのレビュー内容については個人的には妥当だと感じております。

ただ、もし自分が翻訳した内容についての指摘だとすると、反射的に「別にその表現でなくても良いのでは?」と感じてしまう事もあるかもしれないので、そういった点について議論しあえる基準を決められると良いのになと感じている次第です。
(タイポや翻訳間違いなど修正の必要性が明確な点については問題ないと思いますが、意味はあっているけど表現を変更したいという場合についてです。)

https://www.drupal.org/node/2885908#comment-12201262
https://www.drupal.org/node/2885927#comment-12189209
でコメントされている
・可読性の向上
・説明の明確化
・「単語の固さを合わせる」
が主な理由だと思っておりますが、人によって感じ方が異なるかもしれないので、なかなか難しいと思っています。

もしなにか良いアイデアがありましたら教えてください。

Comments

転載ありがとうございます

kabetani's picture

私も1件だけレビューを登録しましたので、議論の種としてその際に考慮した自分なりのレビュー基準を投稿させて頂きます。

レビュー基準
日本語として意味が通じない、タイプミス、翻訳間違い、対訳表と異なるなど修正の必要性が明確な点についてのみ指摘し、意味はあっているけど表現を変更したいという点については指摘しない。

理由は、個人によって意見が異なりそうな部分についてあまり厳密にチェックしようとすると、最終的に一番審査基準が厳しい人が一人で翻訳した方が効率的という結論になってしまいそうだからです。
(実際の所そうだと思いますが、それだと個人の負担が大きくなりますし、翻訳の完成も遅くなってしまうと思うので。)

上記の基準だと、全体としてチグハグで読み辛いドキュメントになってしまう可能性はありますが、もしそうなった場合は、全体の翻訳が終わった段階で誰かに一任して全体を校正して頂くか、読み手の方に我慢して読んでもらうくらいで良いのではないかと思っておりました。

コアの翻訳と違ってユーザーガイドの翻訳はなくても困るものではないので、急いで翻訳する必要はないという話しもありますが、あまり時間がかかってしまうと元々の原文の内容が古くなってしまう事もあるので、それなりに素早く作業を終わらせる事も大事かなと思いました。

s-jack's picture

まったくそのようにしていただいて結構だと思います。

精度の高い翻訳は、とても難しいはずです。
プロの翻訳家でも違いが出ますし、ユーザー翻訳ですからとびっきりの品質は求めたらきりがないでしょう。
またタイミングも細かく検証していると進まないので、ある区切りをつけて全体を見直しするのが現実解だと思います。翻訳者やレービュー参加者がもっと増えたらなおさらです。
そもそも機械翻訳より精度が高く読みやすいはずなので、少々の誤差がある前提で読めるだけ十分ありがたいはずです。

レビュー基準

Takafumi's picture

このトピックを作成後、すぐに返信を書き始めたのですが、どうにもうまく纏めることができず、書きかけのまま今に至りました。
その間に kabetani さんの意見が書かれましたので、そちらへ返信することで議論を進めさせていただこうと思います。

ちなみに書きかけの返信内容は、

  • 反射的に云々は私も理解できる。しかし、お互いにそれを嫌えば本来の意味でのレビューは不可能
  • 文体については一定の指針を決めることは可能。しかし、言葉の選択や読点の位置、語順の変更など、「読みやすさ」のための基準をすべて規定することは不可能
  • ドキュメントの分量を考えると、細々したことを明文化する作業に時間を費やすより、さっさと手を動かしてしまった方が早いのでは?
  • 貢献者の増加は期待できないので、翻訳とレビューを分担してしまってもよいのでは?

といったことを、できるだけオブラートに包んで書こうとしたのですが、やはり私にはハードルが高いです(笑)。

さて、

レビュー基準
日本語として意味が通じない、タイプミス、翻訳間違い、対訳表と異なるなど修正の必要性が明確な点についてのみ指摘し、意味はあっているけど表現を変更したいという点については指摘しない。

のうち、「日本語として意味が通じない」と「意味はあっているけど表現を変更したい」の二つの区分がよく理解できませんので、私が行ったレビューから例を出していただけるとありがたいです。

「翻訳間違い」については、明らかに説明内容が異なっている完全な誤訳ならともかく、意図的に変更している場合があるかもしれないので、判断が難しいところだと思います。
実際に私の場合ですが、全体の意味を損ねない範囲で、語を足したり引いたり、表現を変えたりといったことはごく普通に行います。これらを「翻訳間違い」と判断されると辛いので、判断には文章全体をよく読む必要があると思います。

理由は、個人によって意見が異なりそうな部分についてあまり厳密にチェックしようとすると、最終的に一番審査基準が厳しい人が一人で翻訳した方が効率的という結論になってしまいそうだからです。
(実際の所そうだと思いますが、それだと個人の負担が大きくなりますし、翻訳の完成も遅くなってしまうと思うので。)

「完成が遅くなる」という点以外は、私も同感です。

上記の基準だと、全体としてチグハグで読み辛いドキュメントになってしまう可能性はありますが、もしそうなった場合は、全体の翻訳が終わった段階で誰かに一任して全体を校正して頂くか、読み手の方に我慢して読んでもらうくらいで良いのではないかと思っておりました。

これについては同意できませんので、その方向で進むのであれば、私は降りようと思います。
それと、「終わってから誰かに一任して云々」は、コア翻訳の方を見ても分かるとおり、夢物語に過ぎないと思います。コア翻訳の方は放置しっぱなしで、なし崩し的に同一社内の人同士で提案と承認を続けているのが現状のようです。

コアの翻訳と違ってユーザーガイドの翻訳はなくても困るものではないので、急いで翻訳する必要はないという話しもありますが、あまり時間がかかってしまうと元々の原文の内容が古くなってしまう事もあるので、それなりに素早く作業を終わらせる事も大事かなと思いました。

そのために「翻訳作業手順変更の提案(その2)」を提案したのだと思いますが、そこに「もし瑕疵があった場合は差分を登録すればよいですし」とあります。
しかし、レビューの段階で指摘してはいけない項目を設定されてしまっては、それも意味をなしませんし、そもそも現状が「兎にも角にも全ページを日本語(風)化」するのが最終目的のように見えるので、完成後に修正を提案しても放置されるのが関の山だろう…と、失礼ながら想像してしまいます。

これらを踏まえ、今のところ私の方から提案できることは、次のようなものです。

  1. コメント形式ではなく、diff 形式でのレビューを容認していただきたい。
    当然、レビュー内容に異論があれば、その都度議論すれば良い。

  2. 翻訳者とレビュアー間の「忖度」は抜きにして、忌憚なく議論する意識を共有していただきたい。

  3. 初期翻訳者が何らかの理由で長期間レスポンスがない場合を想定し、対処する必要がある。
    (要するに、最初から最後まで1ファイルに対して1人の翻訳者である必要はない)

kabetani's picture

しかし、レビューの段階で指摘してはいけない項目を設定されてしまっては、それも意味をなしませんし

上記の件ですが、改善案を提案する事は翻訳内容の改善につながりますし、レビューで表現変更の提案を禁止するというつもりはありません。
ただ、提案された翻訳内容をすべて採用する必要もないという事で、Takafumiさんの
以下のご提案内容で、翻訳者間で議論が成立するのではあれば特に問題はないと考えます。

コメント形式ではなく、diff 形式でのレビューを容認していただきたい。
当然、レビュー内容に異論があれば、その都度議論すれば良い。

のうち、「日本語として意味が通じない」と「意味はあっているけど表現を変更したい」の二つの区分がよく理解できませんので、私が行ったレビューから例を出していただけるとありがたいです。

「日本語として意味が通じない」というのはちょっと表現がおおげさでしたが「てにをは」がおかしいのでは?と思われる翻訳、「意味はあっているけど表現を変更したい」は
https://www.drupal.org/node/2885927#comment-12189209
でいうと
『リッチテキストエディターツールバーの「ソース」をクリックすると、編集中のテキストの HTML ソースコードを見ることができます。』の修正提案などでしょうか。

ご提案の1~3について私の方は特に異論はありません。
1.は議論が噛み合うかどうか実際にやってみるしかないので、当面の問題は3.のルール決め位でしょうか。

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Takafumi's picture

上記の件ですが、改善案を提案する事は翻訳内容の改善につながりますし、レビューで表現変更の提案を禁止するというつもりはありません。

了解しました。あくまでも kabetani さんが初めてレビューを行ったときの基準であって、プロジェクトとしてその方針をとるというわけではない、と理解しておきます。もし私の理解が間違っていればご指摘ください。

ただ、提案された翻訳内容をすべて採用する必要もないという事で、Takafumiさんの
以下のご提案内容で、翻訳者間で議論が成立するのではあれば特に問題はないと考えます。

たとえば、50ヶ所の提案があったとして、そのすべて一つ一つにコメントで理由を明示するより、ローカルで適当なエディタやビューアーを使用すると色分けできたりして比較がしやすいと思います。その上で納得がいかない点や、見当違いの提案(レビュアー側も間違うことがある)についてを、逆に指摘していただいた方が双方の作業時間短縮に繋がるように思います。
もちろん、コメント式を好む方は、そちらを選んでいただいても問題ないと思います。

「日本語として意味が通じない」というのはちょっと表現がおおげさでしたが「てにをは」がおかしいのでは?と思われる翻訳、「意味はあっているけど表現を変更したい」は

了解しました。こちらも提案禁止ということでなければ特に問題ありません。

私の提案 3. については、Needs work であるにも関わらず、一定期間、初期翻訳者からレスポンスがない場合、レビュアーが Needs review に変更し、別のレビュアーか初期翻訳者(戻れば)が直前のレビュアーの提案をレビューすれば良いのでは? と考えています。
これに異論がなければ、「一定期間」をどの程度にするかをご提案いただければと思います。

一定期間

kabetani's picture

私の提案 3. については、Needs work であるにも関わらず、一定期間、初期翻訳者からレスポンスがない場合、レビュアーが Needs review に変更し、別のレビュアーか初期翻訳者(戻れば)が直前のレビュアーの提案をレビューすれば良いのでは? と考えています。
これに異論がなければ、「一定期間」をどの程度にするかをご提案いただければと思います。

「一定期間」まったくレスポンスがない場合は、自動的にレビュアーの提案が承諾されたものと判断し、それが最新の翻訳になるということですね。
私はそれで問題ないと思います。
「一定期間」としてはissueでよく使用されている2週間を提案します。

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Takafumi's picture

「一定期間」まったくレスポンスがない場合は、自動的にレビュアーの提案が承諾されたものと判断し、それが最新の翻訳になるということですね。

説明が分かりにくかったですね。すみません。フローとしては仰るとおりです。
まとめて数ファイルを翻訳し、それに次々とレビューが付いた場合など、作業時間が2週間では足りないような場合は、翻訳者がどれか一つにでもその旨をレスすることで運用上は問題ないと思いますので、私もその日数に同意します。

まとめると次のような感じでしょうか?

レビュアーが変更点を提案してから 2 週間経過後までに翻訳者からまったくレスポンスがない場合、自動的にレビュアーの提案が承諾されたものと判断し、それを最新の翻訳としてフローを継続する。

しばらく異論がないか様子を見てから、現在の翻訳版クイックスタートガイドとマージする形で、日本ローカルのガイドを作成した方が良いかもしれませんね。